2012年8月13日月曜日

Modern Architecture in Shanghai / 近代建築散歩 上海・オークラ・ホテル(花園飯店) - 旧フレンチクラブ

オークラ・ホテル(上海花園飯店) - 二代目フレンチ・クラブ

科学会堂 - 初代フレンチ・クラブ

オークラホテルとして日本人にはお馴染みの、上海花園飯店は、元々は、1903年に設立されたドイツクラブが原型である。第一次大戦でドイツが敗れ、その施設をフランスが手に入れフレンチクラブとし、1926年には、現在の建物が竣工された。

暫くはフレンチクラブとして利用されていたが、第二次大戦後の国共内戦で共産党が勝利すると、ここは、中国共産党の高級官僚用の社交場、錦江クラブとなった。毛沢東らも訪れたという。

1990年には、野村證券がこの建物を購入し、オークラホテルとなった。

フレンチクラブとして長く使われたのだが、フレンチクラブとしては実はここは二代目である。一代目は、復興公園の北側、現在の科学会堂だ。1914年に竣工された。

私は近代建築が好きだがあまり詳しくない。この時代のフランス風の建物とは、一見山小屋のようで、屋根がとんがっており、そのスペースに屋根裏部屋があって、だから、屋根に窓が付いているのが特徴という。

このエリアは、旧フレンチクラブがあり、旧フランス公園、現在の復興公園があり、新フレンチクラブがある、フランス租界にとっては重要な地域だったのかもしれない。

是非、この辺りを散策して、屋根に窓がある建物を探してみていただきたい。見つけたら、それは、フランス租界時代の建物です。

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