2013年6月6日木曜日

Modern Architecture in Japan, Shinbashi Station / 近代建築散歩、旧新橋駅(復元)

旧新橋駅(復元)
左の高い建物ではなく、右の面白いデザインのビルでもなく、その間の建物
東京汐留鉄道蒸気車通行図(1870年)
日本で最初に開通した鉄道は、どこからどこ?

鉄道ファンならずとも、この問いには大抵の人が答えられるだろう。

そう、新橋 - 横浜間である。

時に、1872年10月(明治5年9月)、日本初の鉄道が、ここ新橋駅を起点に横浜まで開業したのである。新橋駅では開業の式典も開催され、明治天皇のお召列車も走った。

明治13年古地図
ほぼ真ん中に、『鉄道局』の文字が見えるだろう。そこから南に走る太い線が線路だ。
その後、1914年の東京駅開業に伴い、新橋駅は汐留駅と改称し、貨物専用路線となった。そして、1986年に廃止となる。尚、それまで烏森駅と称していた駅が新たに新橋駅となった。現在の新橋駅がそれだ。

ところで、この路線が海を走っていたのを皆さんご存知だろうか。

新橋→目黒川付近の線路
『港区』の文字の少し下に、『品川湾』の文字が見える。その辺りから東海道と交わる辺りまで、海を走っている。
その当時の民衆にとって電車は未知なるものだった為、敷設に反対も多く、仕方なく、海を走らせたそうだ。因みに、線路は、今と全く同じ位置・経路である。今は地上を走ってます、埋め立てられたのでね。

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