延安高架路から |
今回泊まったホテルは、商悦青年会大酒店でした。この建物も、近代建築です。泊まった利点を活かし、詳しくご紹介します。
このホテルの前身は、八仙橋青年会大楼で、中国人デザイナーが最初に設計した中華スタイルの高層建築でした。中国人建築家の李錦沛、範文照、趙深が設計にあたり、老舗のゼネコンである江裕記が施工を担当しました。
建設にあたっては、YMCAが投資しています。
1929年10月に着工され、1931年に完成しました。洋風クラシック建築と中国の伝統的建築が融合した、中洋折衷のデザインです。
日本の近代建築の歴史にも、帝冠様式という、和と洋が折衷した様式があります。明治になり一気に洋風建築が入ってきましたが、1930年代のナショナリズムを背景に、和を前面に押し出した建築様式が出てきました。
帝冠様式の象徴的建築、愛知県庁、Wikiより |
さて、入口を入ると、重厚な石造りの装飾がある階段が出迎えてくれます。
石造りの階段とその装飾 |
階段踊り場から、天井絵とシャンデリア |
ロビー |
部屋から。天井絵もこの壁の絵もすべてハンドメイドです。 因みに、向こうに見える金色のビルがうちの会社です。てっぺんの丸いところは広東のレストランで、回るんです。 |
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