2013年6月7日金曜日

One Hundred Famous Views of Edo by Hiroshige Utagawa, Winter No. 100 "Kinryūzan Temple in Asakusa"

Painted by Hiroshige in 1856 - 1858
Present view
皆さんご存知、今も名所の浅草寺です。

都内最古のお寺だということ知ってましたか?

推古天皇36年(628年)、隅田川で漁をしていた檜前浜成・竹成兄弟が、漁をしていた時、仏像が網に掛かった。これが浅草寺本尊の聖観音像。この像を見た兄弟の主人・土師中知は出家し、自宅を寺に改築し、改めて供養した。これが浅草寺の始まり。

ここまで、なんと! 大化の改新の前の出来事です。

建造物で言うと、宝蔵門は、天慶5年(942年)の創建だそうだ。

この歴史の深さを知った時、私は、『ん?』と、思った。その頃この辺りは、江戸川、荒川、隅田川などが運んできた砂で出来た東京低地だからである。

地形図を見てみよう。

浅草寺周辺地形図
『墨田区』の文字の辺りが浅草寺だ。周りより少し高い。これは、隅田川が蛇行する際に岸際の砂や石などが盛り上がり出来た自然堤防だ。砂の場合、次のサイクルで流されるが、石の場合はこのように残る。浅草寺の少し北に石浜神社があるが、この、『石浜』からも分かるように、この辺りは石が多かったのだろう。

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