しかし、どうも腑に落ちないんです。
と、いうのもこの道、西は滝坂北道と鎌倉道の出合いから、鎌倉道を南に伸ばす向きで始まっています。東はと言うと、ぐるっと半円形に回った後、縦ラインの古道を経由し再び滝坂北道に戻っています。甲州道中に出たいんだったら、素直に滝坂北道を行けば良いものを何故?
より大きな地図で 上北沢、花見の道2 を表示
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青が滝坂北道、赤が鎌倉道、緑が縦ラインの古道、黒が今回探検の古道 出典: 独立行政法人農業環境技術研究所、歴史的農業環境閲覧システム |
ちょっと黒が見づらいですが・・・むしろ、今回探険対象の道の方が、アップダウンが激しいです。 |
ん?!大した違いはありませんね。確かに、ここは北沢川が削った谷。けど、どちらのルートも谷を越えます。
じゃあ何でなんだろうなぁと色々考えてみましたが答えは出ず。と、いうことで上北沢の歴史を調べてみました。すると、アッサリ分かりました!
江戸も文化・文政の頃になると庶民の間にも旅行がブームになって来ました。上北沢も、以下の名所で旅行先の一つだったようです。
・密蔵院の枝垂れ桜
・鈴木左内家の牡丹園
・榎本平蔵家の藤
・榎本喜太郎家の霧島ツツジ
出典: 独立行政法人農業環境技術研究所、歴史的農業環境閲覧システム |
※上北沢桜並木会議様サイトを大いに参考